なぜアクセス機構が重要なのか
高天井住宅では、天井付近の空間が未活用のまま放置されがちです。収納スペースを上方向に拡張しても、そこに安全かつ容易にアクセスできなければ実用性は生まれません。Elevoraのメカニズム技術は、この「高さの壁」を解消し、すべての収納を日常的に使えるものへと変えます。私たちが開発した各機構は、利便性だけでなく安全性と静音性を徹底的に追求しています。
電動リフトシステム
Elevoraの電動リフトは、天井付近に設置されたモジュールをリモコンまたはタッチパネル操作で静かに昇降させる中核的なメカニズムです。最大耐荷重150kgを実現するモーターユニットと、停電時にも安全にロックするフェイルセーフ機構を搭載しています。
- 昇降速度: 毎秒約8cm(静音設計)
- 停電時自動ロック機構
- リモコン・タッチパネル・音声対応
- 昇降中LED照明自動点灯
アクセスメカニズム一覧
上部収納への到達方法は一つではありません。空間の特性や使用頻度に応じて、最適なメカニズムをお選びいただけます。
降下式シェルフ
壁面上部に設置されたシェルフが、ハンドル操作またはスイッチ一つで手元の高さまで降りてくる機構です。ガスダンパーを併用し、軽い力で滑らかに動作します。棚板を引き出した状態でロックが掛かるため、作業中に不意に上昇する心配がありません。調味料や日常的に使う器具の収納に適しています。
引き出し式ステップラダー
キャビネット下部に格納された踏み台が、必要時に引き出して使用できるメカニズムです。使用しないときはトーキックスペースにすっきり収まり、存在を感じさせません。アルミ合金製の踏板は軽量ながら100kgの荷重に耐え、滑り止め加工が施されています。高所へ手を伸ばす際の安定した足場を確保します。
ソフトクローズ・ドライバー
引き出しや扉を閉じる最後の数センチメートルを、ダンパーが引き込みながら静かに閉鎖するメカニズムです。衝撃音を完全に解消し、収納内部の食器やグラスへの振動を最小限に抑えます。すべてのElevoraモジュールに標準搭載されており、開閉回数10万回以上の耐久テストをクリアしています。
フォールディング・ワークサーフェス
壁面に折りたたまれた作業台が、ヒンジとガスストラットの連携で水平に展開する機構です。展開時にはロック機構が働き、安定した調理作業面を提供します。不要時には壁面に収納され、通路幅を確保します。ステンレスSUS304天板を採用しており、耐熱性と衛生面で業務用キッチンに匹敵する性能を備えています。
スライドレール・パネルシステム
フルハイトの壁面パネルがレール上を水平にスライドし、背面の収納や家電ニッチを露出させるメカニズムです。パネルの重量をベアリングレールが受け止めるため、片手で軽く操作できます。閉鎖時には継ぎ目のない美しい壁面を形成し、空間のデザイン性を損ないません。収納量とインテリア性を両立する仕組みです。
回転式インナーカルーセル
縦型収納タワーの内部で、各段の棚が独立して360度回転するメカニズムです。奥に配置した物もカルーセルを回すだけで手前に呼び出せるため、収納の奥行きを無駄にしません。ベアリング軸受けによる滑らかな回転と、位置決めクリック機構で正確な停止を実現しています。タワーモジュールの使い勝手を根本から変える技術です。
メカニズム比較表
各メカニズムの特徴を比較し、ご自宅に最適なアクセスシステムをお選びください。
| メカニズム | 動作方式 | 耐荷重 | 静音性 | 推奨用途 |
|---|---|---|---|---|
| 電動リフト | 電動モーター | 150kg | 非常に静か | 重量物・頻繁使用 |
| 降下式シェルフ | ガスダンパー | 25kg/段 | 静か | 調味料・軽量品 |
| ステップラダー | 手動引き出し | 100kg | 普通 | 高所への物理アクセス |
| ソフトクローズ | 油圧ダンパー | - | 無音 | 全モジュール標準 |
| フォールディング面 | ヒンジ+ガス | 80kg | 静か | 臨時作業台 |
| スライドパネル | ベアリングレール | パネル自重 | 静か | 壁面収納・家電ニッチ |
| 回転カルーセル | ベアリング軸 | 20kg/段 | 静か | タワー内部アクセス |
安全設計の思想
日本は地震が多い国であり、高所に重量物を収納するメカニズムには特別な安全基準が求められます。Elevoraのすべてのアクセス機構は、震度6強相当の振動試験をクリアしており、多重ロックシステムと衝撃吸収ダンパーを標準装備しています。
電動リフトには停電時のフェイルセーフ機能を搭載し、電力供給が途絶えてもモジュールが急落下しない設計です。引き出し式ラダーには転倒防止ストッパー、降下式シェルフには過荷重時の自動停止機構を備えています。私たちは利便性と安全性のどちらも妥協しません。
安全基準について相談する
導入までの流れ
現地調査・ヒアリング
専門スタッフがご自宅を訪問し、天井高、壁面構造、配線状況を調査します。同時に、日常の調理動線やご要望をヒアリングいたします。
メカニズム選定・設計
調査結果に基づき、最適なアクセス機構とモジュール構成をご提案します。3Dシミュレーションで完成イメージをご確認いただけます。
製造・品質検査
自社工場でモジュールを精密に製造し、出荷前に全数の動作検査と耐荷重テストを実施します。
設置・最終調整
経験豊富な設置チームが搬入から取付、配線工事まで一貫して対応します。設置後にお客様立会いのもと動作確認を行います。
最適なメカニズムをご提案します
お住まいの天井高や使用頻度、収納物の重量に応じて、最適なアクセスメカニズムの組み合わせをコンサルタントがご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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